[リストに戻る]検索
フライング・サラリーマン、略してフラリーマンの気まぐれエッセイ♪ (^o^)/

 ☆真空管アンプ  2014年4月15日
突然、真空管アップが故障してしまった・・・

久しぶりに小椋佳のレコードを出して聞いたいたら突然「ビビビビ〜〜〜!!」の音とともに無音状態に!? 慌ててアンプを確認するとヒューズが飛んでしまっている。
原因がわからないので、まず全ての真空管を外してからヒューズの交換を行う。 あいにくミニ管ヒューズの持ち合わせがなく、通常サイズのヒューズをハンダ付けして応急処置だ。
これでまずは電源ON。 各トランスタップの電圧に以上がないかテスターで測定する。 高圧部の±350V、ヒーター用5V、6.3Vともに問題ない。
次に、整流管以外の真空管を取り付けて電源を入れる。 こうすることで、真空管に高圧電圧を掛けずにヒーターだけをONすることが出来る。 これもブジ全ての真空管が点灯してくれた。
今度は逆に整流管だけを取り付けて電源を入れる。 高圧回路が動き出すが、異常があっても他の真空管にダメージを与えないようにするために、整流管以外は取り外す。 ここで、電源を入れて10〜20秒後に急に「ビビビビ〜〜〜!!」という異音が発生する! なんと、整流管の中で異常放電が発生しているではないか! ヒューズは当然のように吹っ飛んでいる。(T_T)

故障の原因は整流管の5AR4にあった。 3ヶ月ほど前に秋葉原で購入した中国製の球だ。 ロシア製に比べて一回り大きくカッコ良かったのでこちらを使っていたが、どうも初期不良品だったようだ。 そこで、昔使っていた予備のロシア製を取り付けて電源を入れてみたが異常放電は発生しない。 他の回路に問題はないようだ。 ということで、全ての真空管を取り付けて、スピーカー、プリアンプと接続して電源ON!  あれ??? 音が出ない?? ひょっとしてこの異常で、他の真空管やコンデンサー等が壊れてしまったのか!? ドキドキしながら、このままの状態で各回路の電圧を測定してみると、整流管以降に高圧電流が出ていないことがわかった。 良かったぁ〜〜!! 問題は交換したロシア製の整流管にあるようだ。 もう整流管は手元にないので、代わりに高耐圧のシリコンダイオードと電流制限用の抵抗を二個取り付けて仮の修理は完了だ。 今度は無事に音も出てくれて一安心♪

ここで整流管とダイオードの違いについて少し語ってみよう。
一般的に、整流管は、ダイオードと比較して内部抵抗が大きく電流容量も小さいが、逆電流が流れないためノイズの発生が少ない。
しかし、そのような性能面以外に整流管には大きな利点がある。 それは電源ONから立ち上がるまでに時間が掛かるということだ。 このおかげでアンプに使われている増幅用真空管のヒーターが十分暖まっていない時に高圧電圧が流れない。 一般にアンプの真空管は十分温まらないうちに電圧を加えるとストレスを受けて寿命が縮む。 ところが、整流管に5AR4などの傍熱管を使用すると、電圧の立ち上がりに時間がかかるうえ、ゆっくり立ち上がってくれるので他の真空管にストレスを与えないのだ。
出力管の300Bは高価な真空管で、中国製でも2本で2万円、ロシア製なら3万円以上する。 そんな高価な真空管にやさしいのが整流管ということだ。 見た目にもシリコンダイオードのような野暮ったさがないのがいい。 なお、全ての電力はこの整流管を通るため、最も寿命が短い球と言われている。 予備球を用意するのは常識だそうだ。

  [BACK]  [NEXT]  [リストに戻る]
1 2
全 357件
CGI-design